Care Community Japan is For You
ケアコミュニティジャパンは英国在住日本語話者の為に活動しています

日本人ケアホームが必要な理由
ケアコミュニティジャパン(CCJ)の 田口晴恵が語る"ケアホーム設立を思いたった背景"
Q: 日本語で日本らしいサービスが 受けられるケアホームを作ろうと思ったきっかけは何ですか?
晴恵: 英国にはいくつかのコミュニティ団体があり、高齢者の方達が定期的に集まって交流を深める機会があります。それらを通して知り合った方々から高齢者が海外で生活していく大変さを耳にする事が多々ありました。
Q: 例えばどんなことを?
晴恵:現地のケアホームにご入居された方からのお話ですが、一番に困ったことは年齢と伴に英語を忘れてしまい英語でコミュニケーションを取るのが難しくなるとおっしゃいます。あとは、日本食しか体が受け付けられなくなることでしょう。
Q: それは英国で長年生活してきて、今まで英語でコミュニケーションを取れていたのにですか?
晴恵:もちろん、今まで住んでいた環境などによって個人差はあります。しかし、高齢になると日本語でさえつい口から出て来なくなるということがありますよね?まして、英語は私達にとって母国語ではありませんから、忘れてしまうのも自然な事かもしれません。
Q: それで日本語が話せるスタッフがケアホームに必要だと?
晴恵:そうです。介護士、医師、看護師をはじめ、他のスタッフも日本語で入居者の方と交流ができる、そして、日本らしいサービスを提供出来るケアホームが必要だと思ったわけです。
Q: そうなるとご入居者は安心して日本語で意思疎通が取れることになりますね。あと、他のスタッフというのは?
晴恵: そうですね、いろいろなスタッフを考えていますが、まず、日本食を作れるシェフが必要です。ケアホームでは日本食を提供したいと思っています。
Q: 日本食しか受け付けられなくなるという考えからですか?
晴恵:これは私の知り合いの話ですが、現地のケアホームにご入居されている88歳の日本人女性がおりまして、ある日お友達からお寿司を頂いたときケアホームのスタッフが冷蔵庫に保管したまま数日たっても食べる事が出来なかったことがあります。
Q: え?生ものなので直ぐ食べないと。
晴恵: そうですよね、日本では。(笑) これはただ食文化の違いとしか言えませんが…。他の理由としては、高齢になると、やはり自分が育った国の食事が恋しくなります。また、日本食は体にも良いヘルシーフードとして海外でも注目を浴びています。毎日健康に過ごすには食生活が重要になります。現地のケアホームでは高齢者にも油っこいフィッシュ&チップスやパイなども出されます。高カロリーで体に良いとは思えませんね。
Q: なるほど。日本語で日本の様なサービス、日本食、日本人介護士が揃った上、入居者が日本人だと、まさに英国にいながら日本にいるような気分になれますね。
晴恵: 私達はご入居者の方達の交流も大切に考えています。そのため、ケアホーム内で交流の場を深める行事などを定期的に催すことを考えています。例えば、季節ごとの行事がその一つです。日本はたくさんの季節の行事があり、それらを通して地域の人達と交流を持つことができ、また季節を感じることが出来ます。節分、七夕、秋祭りなど…。他には、ガーデニング、スケッチ、カラオケなどプログラムを作り、ご入居者の皆さんが好きなことをして、毎日を楽しく、アクティブに過ごせていただけたら最高です。
Q: 人と関わる時間を持てることはとても素晴らしいですね。
晴恵: 何らかの事情で独り暮らしを余儀なくされている高齢者の方達は毎日の生活で常に心に不安を抱いています。病気をしたらどうしようというのはもちろんですが、気がついたら今日一日誰とも顔を会すことがなかった、誰とも話すことがなかったなどが日常的に起こります。『体のケア』と同じように『心のケア』を必要としている高齢者の方達をサポートしたいと思っています。
Q: ケアコミュニティジャパンのお名前通りのケアホームの建設を目指されていらっしゃるのが感じられます。
晴恵: はい。その通りです。CCJのビジョンは『3つの柱』から成り立っています。ヘルスケア、カルチャー、コミュニテイーの3つです。詳しく申しますと、①介護ステージに応じたケアサービスの提供 ②日本的な環境作り ③持続的なコミュニティ、となります。この3つの柱が重要だと考えています。私達、コミュニティケアジャパンはこの指針を持ち、日本人コミュニティによる心のこもったケアとサポートを提供出来るケアホームの建設を目指しています。
Q: とても素晴らしいお話をお聞かせ下さり、ありがとうございました。
晴恵: こちらこそ、ありがとうございます。
(インタビュー: Oakley千春)
ケアコミュニティジャパンとは
Who We Are
設立方針
イギリス在住の日本人コミュニティーを中心とした、介護ケアサービス。 組織形態はNPOとしケアサービスの充実を理念とする。 プロジェクトを支える2つの組織 ケアホーム運営 - NPO団体介護ケアーサービスの提供資金調達、 資産管理組織 Project Funding, Asset Management ケアホームの土地と建物を所有する
日本文化・カルチャー
日本語でのコミュニケーションや日本食中心の食事提供など、日本の文化に沿ったサービス。
ヘルスケア
個々のサービス享受者に応じた日本の文化に沿った介護ケアサービスの提供(ケアホーム、出張訪問やデイケアなども含め)を目指しています。

事業推進の組織・団体
ケアホーム設立に関する在英日本人の方々のニーズにお応えし、多くの皆様の支援を募るためのボランティアグループとして、2021年に任意団体としてケアコミュニティジャパン(CCJ)を設立しました。プロジェクトに関する各専門分野でのご協力、また世代や地域を超えたプロジェクトの賛同者を広く募集しています。事業推進の組織・団体このプロジェクトを支えるのは、 (1) 介護ケアサービスを提供・事業運営する非営利団体 (2) ケアホーム施設の土地・建物を所有する資本調達団体 この二つの組織で推進します。
CCJ Will Help You Every Step Of The Way
ケアコミュニティジャパンが掲げる5つのビジョン
ケアコミュニティジャパン推進委員
共同代表
- 飯塚忠治
新潟県出身
Centre People Appointments Ltd, MD (1999-2020)Japan Society Trustee
- 田口晴恵
東京都出身
Wagashi Ltd
なみの会役員
住所
Mr Tadaharu Iizuka
c/o Centre People Appointments Ltd, 80 Cheapside, London EC2V 6EE
連絡先 下記のフォームに ご記入下さい Care Community Japan
Please Support Us
1000人プロジェクト
『1000人プロジェクト』は、多くの方の希望と意思の下に進められており、皆さん一人一人からの出資を募っています。
プロジェクト全体の目標額は1千万ポンド(£10,000,000)です。さまざまなイベントや出資プロジェクトをただいま計画しています。少しでも多くの方からのご協力をお待ちしています。
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We Need Your Support
ケアコミュニティジャパンは、目標を実現するために多くの方のご協力を必要としています。私達の意思に賛同して下さり、皆さんのお力をお貸し下さる方は、サポートグループとしてCCJと一緒に目標に向かって歩んでいきます。ぜひご連絡下さい。
下に記載していますご職業以外にも、さまざまな分野で活躍されている方々からのサポートを広く求めています。サポートグループの一員になって、一緒にCCJと目標に向かって歩んで下さる方、右のコンタクトフォームから問い合わせ下さい。
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